- 2026年7月29日
マンジャロで体重が減ってくると、どうして抜け毛が増えるの?

マンジャロなどの治療を始めて体重が落ちてくると、
「最近、髪がよく抜ける気がする…」
「なんとなく髪が細くなったような…」
そんな質問をうけることがよくあります。
実はこれ、体重が減るときに体の中で起こる変化が、髪にも影響しているためです。 治療がうまく進んでいる証拠でもありますが、理由を知っておくと安心できます。
■ 体重が減ると、体は「大事なところから優先して栄養を使う」
体重が落ちているとき、体は少し節約モードになります。 心臓や脳など、命に関わる臓器を最優先で守ろうとするため、 髪や皮膚のような「余裕があるときに育つ組織」への栄養が後回しになりがちです。
その結果、髪の成長が一時的にゆっくりになったり、抜け毛が増えたりします。
■ 原因①:食事量が減って「タンパク質」が足りなくなる
マンジャロを使うと、食欲が落ちたり、少量で満足しやすくなります。 そのため、知らないうちにタンパク質の量が減ってしまうことがあります。
タンパク質は髪の材料そのもの。 不足すると、
- 髪が細くなる
- 成長する毛が減る
- 抜け毛が増える
といった変化が出やすくなります。
■ 原因②:鉄(フェリチン)が減りやすい
体重が減ると、食事からの鉄の量も自然と少なくなります。 さらに、体重減少は体にとって軽いストレス状態なので、鉄の働きも落ちやすくなります。
鉄は髪の成長に欠かせない栄養素で、特に女性では影響が大きいものです。
■ 原因③:亜鉛が不足しやすい
亜鉛は「髪を作る細胞が元気に働くためのミネラル」です。 食事量が減ると、真っ先に不足しやすいのが亜鉛。
亜鉛が足りないと、
- 髪が伸びにくくなる
- 抜け毛が増える
- 爪が割れやすくなる
といった変化が出やすくなります。
マンジャロで食欲が落ちている時期は、特に不足しやすい栄養素です。
■ 原因④:ビタミンDが減りやすい
ビタミンDは、髪の成長サイクルを整える役割があります。 体重が減ると脂肪量も減るため、ビタミンDの“貯金”が少なくなりやすく、 食事量が減ることで摂取も落ちます。
不足すると、髪が休む時期(休止期)に入りやすくなり、抜け毛が増えることがあります。
■ 原因⑤:ビタミンB群(特にビオチン)が不足しやすい
食事制限が強くなると、ビタミンB群が不足しやすくなります。 ビタミンB群は髪・皮膚・爪の代謝に欠かせないため、足りないと髪が弱くなりやすい栄養素です。
■ 原因⑥:急に体重が落ちると「髪が休む時期」が増える
体重が短期間で大きく減ると、体は「ちょっと大変だ」と感じます。 その結果、髪が一斉に休止期に入り、2〜3か月後に抜け毛が増えることがあります。
これは「休止期脱毛」と呼ばれ、ダイエット後によく見られる現象です。
■ まとめ:体重減少中の脱毛は“よくある変化”
マンジャロなどで体重が減っているときの脱毛は、
- 食事量の減少
- 栄養の偏り
- 体の節約モード
- 急激な体重変化
などが重なって起こる、よくある体の反応です。
治療が順調に進んでいる時期ほど起こりやすいため、 「自分だけではないんだ」と知っておくと安心できます。必要なサプリなどで補充することである程度予防することはできます。